カニの記録 60

いきなりでもないけど夏日。ベランダでタバコを吸うてると、日よけに垂らしてる簾の網目を紫外線が一直線に通過して顔面に突き刺さるのがわかる。痛い。原付で信号待ちしてる1分ほどでも、フライパンで皮膚を焼かれてるような感じに熱い。

素麺か、ざる蕎麦か、冷奴しか食うていない、ということは麺つゆの味しか知らない。萩本欽一がマラソンのスペシャルドリンクに麺つゆを飲んでたことを思い出す。ここ4日ほどずっと便がゆるいのだけど、それも夏なだって感じがする。どうせだったら連続便ゆるい記録を1日でも長く更新したい。

40過ぎた頃から朝目が覚める時間がどんどん早くなり、いくら深夜遅く寝ても5時半から6時にくらいに一旦目が覚めてしまうのだが、近頃は疲れのせいか、あと誰からも何の咎めもない生活をしているからか、9時くらいまで普通に寝てしまう日が増えた。体内時計的なのがちょっとずつズレ始めてる気がして、先日はコピー屋のバイトに間違って1時間早く出社してしまった。焼きが回ってるとも言える。

先週土曜日に深夜までかかって出稿した各種CDの歌詞カードの部材がプリントパックから届く。アパートの4階まで紙の詰まったダンボールを運んで来た佐川急便のお兄ちゃん、サラサラの汗をかいていた。新しく、ではないけど「抜髪」「True Blue」をCDとして作り直し、あと2枚組のCDR「Family Affair」も200枚限りで作ることにした。東京のライブに間に合えば持って行きたい、だから来週は紙折り地獄週間になる予定。指紋がなくなるまで厚紙折る構え。

今週はライブが2回あり、7月3日水曜日は梅田ハードレインでみのようへいさん、ヤマモトテケシさんと対バン。みのさんはいつも通りにええ感じの歌詞が滝のよう。なんやかんやあるけど、結局思い返すと面白かったんちゃう、って爽やかさが男前。

一方のヤマモトさんは見た目にもヤクルトレディがほっとかない男前。サイケでちょっと禍々しい歌を歌っていた。私がもし女だったとして、普通の幸せを手に入れてたとして、けどそれ全部投げ捨ててヤマモトさんに滅茶苦茶にされたい、足摺岬で、そんな妄想をしながらライブを見た。しかし私にそんな勇気があるのだろうか、きっと妄想のまま時が過ぎて死んじゃうんだろう。そして実際ヤマモトさんは女を手篭めにするような、そんな悪いことをしない人だろう。

翌日は心斎橋の大きな輪というBARでヨシムラタカシくんと対バン。ライブ前にお店のマスターに連れてってもらった餃子屋でヨシムラくんと養育費のこと真栄原ミュージックのことなどを話す。ライブは盛況。ヨシムラくんのサービス精神溢れるライブでお客さんらは大喜びしていた。ザッツエンターテイメントだった。

ライブ2日続き、いろんな男の弾き語りを見た。バイトしてライブして終電で帰るを2日続けて心底疲れる。荷物引きづりながら帰る大倉山の坂もアパートの階段も辛い、けど加古川まで帰ること思ったらマシだろう。

何日か前、中津に住んでた頃の友達から連絡があって、中津商店街に出来たスタンドインディゴという立ち飲み屋でライブさせてもらうことになりました。

「プロジェクターあるからパワポ使って何かやってな」ということで、昔の写真とかはないけど、今の中津の写真と見比べながら5年くらい住んだ中津に思い出を歌挟みながら喋ろかな思います。なので7月中には一度中津へ行って写真撮って回らんとあかんのですが、暑そうやなぁ、、

ほんで来週は茨城の水戸と東京の吉祥寺でライブあります。どっちも長めの出番なのでぜひよろしくお願いします。