松江から帰った翌日は銭湯バイトの定休日清掃。夜のバイトがなかったので思う存分掃除する。洗剤ダブダブ染み込んだスコッチブライト長時間握りしめてた結果右手の皮が荒れてズル剥け。夜は銭湯バイトの人らに飲み誘ってもらって高田屋、湊川公園で久々に外飲み。若い人ら相手にベラベラ調子のって喋る中年みっともないなと思うが、ついつい前のめり、知ったかぶり、解散後には老いてましたと反省モード。翌日は朝カンプリバイト、夜銭湯バイト。合間にチラシ作ったりバタつく。夜中帰って百条委員会をYouTubeで見つつ気絶眠。翌朝は銭湯バイト。時間通り、思った通りに掃除出来て満足げ。バイト上がりでアコギの修理見に行き、ついでというか、なんの勢いか分からんけどギタレレ購入。やっぱ躁かなと思う。原付で家に戻る途中大雨にあいズブズブに濡れる。
家で身支度し、草にタプタプお水をあげて池田さんとの待ち合わせ場所、南港のフェリーターミナルへダッシュするも電車乗り遅れ遅刻。
池田さんの展覧会の手伝いというか、ただ付いて行って観光するやつ台湾に次いで2度目。東予港行きのオレンジフェリーに乗り込み、食堂で鯛ラーメン食わしてもらう。
コロナ中に六甲アイランドから新居浜までフェリー乗ったのんも夜行だった。あん時はなんとなく甲板に出て景色を眺める気がしなかった。ていうか緊急事態宣言中だったから観光客的な人は私しかおらず、無人の甲板に出たりするのちょっと怖かったんや思う。
持ち込みの酒ちょい飲んで、池田さんと阪神間の夜景見ながら色々話す。スカイマークが神戸空港へ着陸するのを眺めながら、去年の春頃にジャンボフェリーで高松から戻ってた時のこと思い出したり。あん時は完全に躁だった。今回もちょっとそんな感じあって、躁だから四国に行くのか、四国がそうさせるのか、答えは風の中。
喫煙所からも海が見える。
フェリー内のジャグラーは24時間いつでも出来る。UFOキャッチャーも。大浴場言うほど大きくもないけどそんなんもあって、寝る前にひとっ風呂する。
アラームがなって目を開けると真っ暗。枕元に置いてたスマホを手に取ってアラームを止める。なんで5時半に目覚ましかけたんだろう?と一瞬思たときは自分が船で寝てことを全然忘れていた、それくらい熟睡。枕変わって寝れるかなぁ、と心配もしてなかったし、やっぱり私はよく寝れる。6時に下船。
東予港から一旦戻る感じで新居浜までバス。新居浜駅前にはコンビニで買うたブリトーみたいなもん食いながらの高校生が屯ろしていた。一人ピアスしてる男の子が居た。それを観ながら「やらかしてなんぼですよね」と池田さんと話す。女子高生のポニーテール眩しかった。
新居浜のニコニコレンタカーで車を借りる。レンタカー屋のお兄さんから「お客さんには何の得もない話なんですけど」と前置きがあり「アンケート送らせてもらうんで大満足にチェックしといてください、(お客さま評価みたいなやつ)三連覇目指してて」と言われる。「わかりました」と返事しながら、とりあえず言うとくって大事だなと思った。勇気のある行動だと思う。私は人に黙ってハンバーグを食いに行く奴だ。ニコニコレンタカーみたいな勇気はない。
新居浜から1時間ほど高速道路を進んで、松山の上らへん。じゃこ天うどんを食わしてもらう。タバコ吸うてたら初老の男女がやってくる。夫婦ではなさそう。スナックのママさんと常連の中古車ブローカーかな。これから道後温泉に行ってスケベなことをするんかな。
宇和島過ぎたとこでトイレ休憩。そういえばと思い出して地図アプリ見ると車で5分くらいのとこに児島さんのパン屋があったので会いに行く。この1年半くらいで児島さんに会うのは3回目か2回目か、加古川の実家の親よりよく会いに行ってる。児島さんお変わりない感じ、ラスクをもらう。
次は宿毛のコンビニでトイレ休憩。駐車場でタバコを吸いながら、横山やすしが確か宿毛出身だったなと思い出す。横山やすしは沖の島という離島の旅館でバイトしてた女の人と旅芸人の間に生まれた私生児で、年入っても子供のままなあの感じはそうゆうのに関係してたりするんだろうか。嫉妬深く、愛情を渇望してそうな、本人も大変そうだなと子供のころTVスクランブル見ながら思っていた。横山やすしとは関係なく、昼飯は鰹のたたき定食を食わしてもらう。
途中の道の駅的なとこ。カメラを向けると、たまにこのポーズをとってくれる。正直かわいい。
大月町のCOSAという廃校をリフォームした施設に到着。展覧会の開催中に池田さんのワークショップがあり、イカのスルメに刺繍してもらうらしい。大月町のあたりではイカがよく取れて、100円くらいで売っていた、もしくはもらえた、昔は、だからイカなんて安いもんだと職員の人らも気軽に企画した、しかしイカの生息マップ的なもんが近年変わったっぽいのが原因で、全くイカが取れなくなってたらしい。ほんで道の駅的なとこでイカを買おうとしたら1杯800円、ワークショップの参加費500円なのにと嘆いていた。
池田さんが展示の打ち合わせをしてる間、校舎内をぶらぶらする。体育館の裏で薪を背負いながらツムツムしてる子がいた。
校庭。津波のように山が押し寄せてきている。昔、元町にあるのらまる食堂のご主人が地上で最強なのは植物だと言ってたが、地球温暖化も空気中の二酸化炭素が増えるのも、植物らにとっては好都合なことなんかなと思う。植物は我々が暑さで滅び餌になるのを、ジッと待ってるホトトギス。
打ち合わせ的なことひと段落し、池田さんと土佐清水へ買い出しに行くついでに銭湯。とても繁盛していた。脱衣所にはお客さんの置き洗面器とか石鹸がギチギチに置かれてて、マッキーで「〇〇丸」とか船の名前が書いてあったり、大阪の漁船の名前のやつとかもあった。ここまで来て停泊したりするんだろうか。銭湯の周りには良さげな居酒屋も何軒かあり、死ぬ前にこの街で梯子酒して駐車場の車止め枕にして野宿したい。ほんで知らんとバックで駐車してきたワゴンRの後輪に金玉潰されて死にたい。
その後、スーパーで食料の調達。半額惣菜に興奮してレジカゴにどんどん惣菜放り込む。大月町の廃校に戻り、今回展示する作品に使えそうな漂流物を探しに海辺へ行く。結構真剣に探すんやなと思ったが、そらそうか、だって自分の作品なんやもんな。
流木とか油の抜けたプラスチックとか何個かゲットし、海辺で一服。月が水面に写ってキラキラしているのを見て「エモいっすね」と池田さん言うてて、俺も「エモい」って早く言いたい。
流木持って帰りスーパーで買った半額惣菜食い散らかしながら私はパーティー気分。でもこのとき知ったのだが、池田さんは半額のパック寿司とかにはあまり興味なく、終始めちゃくちゃに炭水化物を食べたかったらしい。スパゲティーとかざるうどんとかそうゆうの。
ほんで飯食って酒飲んで眠なって就寝。わしはそのまま朝まで寝たけど、池田さんは夜中に起きて作業をしてたらしい。
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