カニの記録 75

 

年に何回かの東京荒野の原稿も無事に提出して心配ごとが減った。まだ職業訓練行って頃だからもう結構前のことだけど、原稿書けなくて自宅の部屋で過呼吸みたいなんなったことがある。あの時はパラシュート部隊の大竹さんに電話で助けてもろた。まあパニックも強迫神経症も不眠症も結局わしは大丈夫な奴やったけど、初めて電話する時にはいつも震える、ダイヤモンドだね、いくつかの場面。

 

 

先日「さざなみ」の私の作文読んだ人から「私もちんぽ小さいんすよ、でもちん毛は小3から生えてました」と、こっそり告白された。その密やかな告白もらえただけで「さざなみ」再開して良かったなと思います。ちょとしたコンプレックスも人に打ち明けると楽しい。これはあなたとわたし、ちんぽ小さい二人だけの秘密にしましょうね。ほんでまたこっそりちんぽ見せ合いっこしましょうね。

 

 

一昨日は扇町パラダイスでライブ。私を含めて弾き語りが5人出たが、お客さんは1人だけだった。去年末の最終ライブはお客さん0人だったから、一人増えたという計算になる。如何ともし難い空気感の中、5人の中年が交代で弾き語るのだが、私は正直こうゆう場でライブするん嫌いではない、ゆうか楽しい、ヤケクソになれて。全員のライブが済んで、物販も売れないだろうしで、そそくさと片付け、退散。こうゆう場でだらだら酒飲むん得意じゃなく、翌朝胃腸の調子が必ず悪くなるって知ってる、みたいなんも年の功。1人でおっさん5人分の千擦り見とどけたアンコロ氏、真打昇進おめでとう。

 

 

昨日。ジョーカー2が公開なので早起きして見に行く。朝9時の回だったのでお客さんは少なかった。前回のパート1が5年前の2019年、私43歳のときで、秋頃はもうカウンセリング行ってなかったかもやけど、厄年的に精神の具合がまあまあ悪かった分、ジョーカーは突き刺さった。加古川のマイカルシネマへは2回見に行って、その後もネットで何回か見た。あの時はジョーカーのあとに韓国映画のパラサイトも流行ってて、両方とも貧乏人が大阪維新の会みたいなノリの奴ぶっ殺す的内容やったから、大変興奮した。あんなんスクリーンで見たら「オレもジョーカーやし」ってなってまう、仁義なき戦いとか、タクシードライバーとか、ビーバップハイスクールみたいに。ジョーカー2見て思ったこと、いわゆるネタバレになるかもなんで、これから映画見よ思う人は読まんといてほしいんですが、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんかわし、ミュージカルが苦手なんすよね。誰に対しての敬語かわからんけど。ほんでパート2にレディガガ出とるんすが、レディガガめっちゃ歌いよるんすよね。「ガガさん映画出てくれんやったら、歌ってもろらいましょうよ、折角やし」みたいな感じがして、なんか途中からガガが歌いたいだけに付き合わされてるみたいな気になってきた。まあミューカルが苦手なだけなんですが、さらにネタバレ的なん続けるんですが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんつーか、大衆てセコい。卑怯やし、ほんま怖い、て常々思うんすけど、レディガガも映画の中ではオモロい立ち位置のキャラではあるけれど、結局はセコい大衆であり、身を削ってるわけやない、アーサーいうカリスマにくっ付いて、言うたら美味しいとこだけいただき女子、アーサーを自己実現の道具に利用しようとしてただけの奴やん、人に文句垂れんねやったら自分でやれよ、ていうかただのグルーピーやん、しょーもな、て、だいぶん歪んだ見かたしてんやろか、わし。ヒトラーかて、悪い奴ではあるけれど、フォロワーがおるわけやんか、顔の見えない何千万人か知らんけど、ほんで風向きが変わればその何千万人がヒトラーを断罪するわけでしょ、ゾンビより人間の方が怖いて昨日のライブでもウエダくんが言うとったわ。結局アーサーてただの可哀想な気狂いのおっさんですやん、宅間守ですやん、でもアーサーの場合は小学生やなくて我々が大嫌いな大阪維新の会みたいなノリの奴を殺してくれたもんやから、勝手に大衆がカリスマとして持ち上げて、ガス抜きに使われてもて、本人もようわからんけど調子乗ってもて、けど最終的にアーサーが「あ、おれなんか、ほんまはそんなんちゃうねん」て素に戻ってもたから、ほしたら手のひら返すやん、フォロワーは。お前ら!セコいぞ!最後まで愛せよ!アーサーのこと!実家の母親みたいによ!とか叫びそうになったが、アーサーの母親は精神病やから、愛とか知らんか。そういえば映画の裁判の途中で抜髪ちっくなんあったな。

 

アーサーはガガにそんなんされてもキレんところが偉かった。最終的に他人やなくて自分に刃向けてるとこがやっぱエンターテイナーやなって思いました。話変わるんですが明日からめっちゃライブ続くんで見にきてください、よろしくです。ノックノック。https://www.kanikoosen.com/live/