カニの記録 76

 

若干風邪気味。ライブ連チャンが終わって次のライブまで10日ほど空いてるタイミングで風邪ひいてくれるん、ほんまええ奴やなと思う、自分の体。おっさんの一人暮らし、寂しいもんと思っていたけど私には私の体があり、私と私の体との二人暮らしだから寂しくない、て云う新しい感覚がこの度芽生えたのだが、ウイルスが脳に回ってんのかも知れない。

 

 

人の成長にとって恥の意識って大事なんやでとYouTubeのなんかの動画で言うてました。恥の意識があるから社会のルールが守られるし、同じ失敗を繰り返さないよう努力する、他にも恥の効用は色々ありそうやけども、日本は恥の文化いうくらいやので、外国に比べて治安が良かったり、電車が時間通りに来たりも恥のパワーなのだろう。しかし自殺者が多かったり、うつ病者が多かったり、戦争でありえんくらい悲惨なことなったり、そう言うのも恥の意識に関係してるんかなと思う。私はおそらく恥の意識が全体の平均よりかなり低い気がする。だから何度も警察に捕まるし、酒に酔っていらんことするし、精神的に成長しないんやろなと思います。だいたい人様の前に立って歌を歌いたいなんていう人間は、自分から恥をかきに行ってるわけやから、精神的な成長とか望んではいけないし、周りも期待すべきではない、所謂ロクデナシなのだから。となるとオノヨーコとジョンレノン、どやねん、という話になる。

 

 

共産党のポスターに鼻毛を描くのではなく、コラージュで美脚を加えてあり、当選間違いなし。先週何曜日か忘れたけど、銭湯バイトして松屋町でライブ。

 

 

15つ子のサボテン兄弟。おそ松くんの倍ある。さらに10人くらいのサボテン従兄弟がアスファルトに直で置かれてあった。

 

時間つぶしに空堀商店街をなんとなく歩いていると、カフェっぽい店の前に尼神インターの誠子さんが仕事で立っていた。

 

 

身ひとつで頑張っておられる感じが伝わる。わたしも強く生きようと思う。

 

 

ライブはホルモン山ちゃんのコカさん、AZUMIさん、わしの3組、名付けて播州ナイト。傘広告見たAZUMIさんから「ヅヅミぐん、わしも名前入れてくれへんこ」と頼まれ、AZUMIフォントいただく。ライブ後、コカさんにお酒奢ってもらって結構呑んだ。AZUMIさんともなんやかんや喋って面白かった。

 

 

わりかし量飲ませてもらってぐでぐでで帰る。アパートの4階までライブの荷物持って上がるんが最近すごくしんどい。

 

 

翌日もバイトして三宮でライブ。ライブの場所が近いだけですごい楽。対バンはP-VINEからCDデビューした崎原ショータくん、ムーチョくん&まっちゃん。リハ終わりに崎原くんと喋りながら、まっちゃんが太鼓叩いてるのを眺める。神に与えられた美しい肉体だな、歯並びも。開演まで時間あったので崎原くんと餃子食いに行く。

 

ほんで順番にライブ。ムーチョくんがライブのMCで自分のガンの話してから、急に会場に一体感が生まれて盛り上がるという現象、今年通して「離婚」てワードでライブを引っ張ってきたけど、「ガン」もありやな、とか思う。でもやっぱ健康で居られる方がいいに決まっておる。崎原くんのライブはブチギレてるのに可愛いって感じが面白かった。

 

ライブ後、崎原くんと崎原くんの古い友達と三人で路上飲みする。ブルースニューウェイブセパ交流戦、西の立山、東の崎原みたいな感じになって来たねとか、なんかバネ伸び切ってダルダルのサスペンダーをどないかしてピンピンぽく見せて、腕とかにバネたくしたり巻いたり、わしはもうそんなライブする日々やとか、話す。ほんで元町から歩いて帰るのだが、楽しい一日の最後が必ず、ライブの荷物をアパートの4階まで運び上げなあかんという流れ、なんとかならんか。

 

 

翌日は湊河湯で工藤祐次郎くんとライブ。朝起きてから、諸々家事やったりライブの準備やったり、なんとなく頭の中がとっ散らかった状態。ほんで先々のライブの日程で先方と話の行き違いが発覚したり、飛行機取り直すかどないかせなあかんとか、でも今日のライブに集中せんと、お客さんも多いだろうし。ライブの準備手伝うつもりで少し早めに湊河湯に行ったけど、準備は何もかも終わっていた。工藤くんからカポ貸してと頼まれたが、私も家に忘れて来ていた。ていうか昨日のライブでも崎原くんにカポ貸した。みんなカポ、ちゃんとしよな。で、カポを自宅に取りに戻るのだけど、歩くと往復40分くらいかかるしでタクシーに乗った。タクシーをアパートの前に待たせて、カポを取りにあがり、再びタクシーに乗って湊川へ、ほんで支払いをしようとした時に財布がないのに気付く。なぜそうことをしたのか自分でも全く分からないのだが、机に置いてあったカポをズボンの左ポケットに入れ、右ポケットに入れてた財布を机の上に置いて家を出てしまっていた。タクシーの支払いはPayPayで行けたけど、リハのあとまた歩いてアパートに戻る。つごう自宅と湊河湯を3往復したことになり、いよいよヤキが回ってきたなと思う。階段から転げ落ちて死ぬ日も近い。

 

 

ライブは予約完売で満席。工藤くんの人気もすごいが、企画と段取りして下さった湊河湯の店長の興行的勘みたいなんも流石だなと思う。もともとはBiSHのマネージャーされてた方やから、この規模のライブを企画するなんかは余裕なのかも知れない。出番は私からで、頭パニックになりながらも、なんとか終われた。ずっと汗が止まらんかった。工藤くんは飄々としたもんで、マイペースでやってるように見えた。一緒にやるコラボコーナーでも上手いこと合わせてくれて助けられっぱなし。ちゃんとした打ち上げもあって、ゆとなみ社の若い子らが話してるのを聞いたり、みんなテンポよく喋るなぁと、おっさん気おくれる。

 

 

翌日は引き続き工藤くんと豊橋でライブ。ぷらっとこだまを利用して新大阪から名古屋まで新幹線。車中で昼寝が上手くできるように新大阪のコンビニでビール1本買う。ほんでその後になってぷらっとこだまにドリンク無料券が付いてたことを思い出し、コンビニのレジの人に使い方を聞くと「ビールもいけますよ」と言われ、もう1本ビールをゲットする。タダでビールもらえんやったらビール買わんかった良かったと思いつつ、京都通過する頃に2本とも飲み干す。その後爆睡し、危うく名古屋を降り過ごしそうになった。

 

 

喫茶店でタバコ吸うたあと、ライブ会場の人蔘湯に行くと、またもや私のセッティング以外の準備は全部済んでいた。なんかみんな仕事が早い。工藤くんから昨日のライブ、なんとなく不完全燃焼な感じしたんで今日のコラボは最初と最後に2曲づつにしましょうと提案があり、何度か練習で合わせる。合わせると言っても合わせるのは工藤くんで、私はただいつも通りに自分の曲をやったら、あんじょうギターでええ感じにしてくれて、やっぱプロやなぁと感心。私はあんまりコラボ的なことが得意じゃなく、ライブ云うたら酔っ払ってギャーってやって、たまたまその日は良かった、ダメだったぐらいのええ加減さでやってるので、工藤くんが前日のライブの出来を踏まえてちゃんとしようとするん、見習わなあかんと思いました。

 

 

豊橋も満員。工藤くん人気えらいもんですわ。コラボコーナーで「浜辺のくらし」をしたのですが、うまいことギター添えてもらって、円周率最後の数字が海の彼方へ消えていくのが私の目にも見えました。ありがとう。

 

 

ほんで打ち上げ。みんなゲーミングパソコンくらいよく喋る。面白かったのが、LINE知ってる一番有名人誰って話で、工藤くんは又吉、湊河湯の店長はタモリ、ほんでみんなビビるの件。路面電車のレールにキャリーケースガタガタさせながら宿に戻り即寝。とりあえずライブ4連チャンは終わり。