風邪ひいたら終わりやし、腰いわしたら終わりやし、まあそんなことくらいで人生終わらないのだけれど、そうなると自分が困るぞと言い聞かせながらの掛け持ちバイト生活。何日か前の銭湯掃除、朝9時からやり始めて右の腰が急に痛なる。歳いって体に柔軟性がなくなったうえに、ここんとこ寒いから余計に筋肉が硬くなったとか、バイトで手先をやたら動かすから右の小指から手首にかけて常にギチギチしてて、そのギチギチが腕を伝わり肩から腰に繋がって痛なってるような気がする。四股踏んだりヤンキー座りしたりして骨盤を立てるようにしたら痛みは徐々になくなって、腰痛を攻略出来たなと思ってたら、今度はバイト中にちょっと悪寒。その前の晩、寝る前にビール1本飲んで、それで大人しく寝たらよかったのに、THE CLASH日本公演をYOUTUBEで眺めながら日本酒2杯とピーナツ20粒くらい、ほんで口にガムテして寝たら、早歩きしつつ全然息できんくて酸素足りひん夢で目が覚めて、実際無呼吸的になってぜいぜいゆうて死にかけてた、その翌日、バイトしながら何となく寒気がして、これ絶対あしたの朝までに直さな2月の予定全然終わらんなるぞと思い、後回しに出来る用事は全部後回し、うどんに生姜切り刻んだやつ大量に塗して食い、プラス梅干し、温冷浴して葛根湯飲んで寝たけど、風邪ひきかけ特有の眠り浅いやつで何度か夜中に目が覚め、水道水をがぶ飲み、小便しまくり、明け方に葛根湯を再度投入して5度寝くらいでようやくダバダバに汗かいて、割とスッキリした目覚め、朝風呂してから気持ちよくバイトに出かける。何を差し置いてもちゃんと寝るんが一番大事。
ライブはないけど、なんやかんやあった。先々週の土曜日は加古川の大鍋さんが元町まで映画観に来てたので、映画館バイトのあと一緒にぶらつく。途中、姫路の大西さんと道端で出くわし、ちょっとだけ3人で呑んだ。新開地歩いたり、銭湯行ったり、久々にミナエンタウンも歩いた。パルシネマでもまた映画観たい。
翌日。銭湯のバイトのあと、栄町のエーアルムさんで井上園子さんのライブを観る。ワルっぽいとこ含めて、なんか非の打ち所がなかった。何日か前にマサモトさんから届いたさざなみの原稿にあった、女性シンガーソングライターのライブに現るキモおっさん、自分だって正にそうなんだけれど、最前列で目を閉じ、ウンウンうなづきながら聞いてるおっさんが居て、井上園子さんよりずっとそのおっさん見てたもんやから、だんだんおっさんが歌ってるような感じしてきたりして、余計にライブは楽しめた。おっさんありがとう。
その翌々日。銭湯の定休日清掃のあと、ゼニヤインクの社長夫妻に二宮で酒奢ってもらう。カウンターだけのええ感じの居酒屋、煮物とか普段食えんから、余計に染みる。遠慮なく焼酎おかわり、にしむら珈琲でサンドイッチも食わしてもらう。何をそんな喋ることがあるんだろうと思うが、4時間くらい、ずっと何かしら喋り続け、ロンドンで路上ライブする話とか、そんなん無理やろと思うが、もう失うもんもないし、青木ヶ原行くつもりでロンドンで路上ライブすんのもいいんかも、けどほんまに死ぬと思う。
翌日はカンプリのあと、ハローあやちゃん軍団の新年会に参加。京都の市バスで菓子パン食うてるおばちゃんが運転手に「飲食禁止ですよ！」と怒られてるの可哀想だった。ええやんけ、レーズンパン食うぐらい。新年会は久々に百人一首したり、なんじゃもんじゃて言うカードゲームしたり楽しかった。
終電ギリギリな感じやったけど、しののめ湯ゆう銭湯に寄る。設備もよくて、めっちゃ流行ってた。サウナに京大生ぽい子らが居て、プログラマーなるかならんかみたいな話をしていた。なんかみんな体ピカピカしてて若さが羨ましい、けどプログラマーになりたくない。
翌日、映画館バイト。「どうすればよかったか？」の上映始まってから1月経つけど、毎日満席。神戸の他の映画館でも上映決まったり、イオン系のシネコンでも上映されたり、映画に出てくる統合失調症のお姉ちゃんがトトロ超えるんちゃうかとドキドキしている。毎年夏休みにテレビで「どうすればよかったか？」やったら、日本の自殺者数も少しは減ると思う。バイトのあと、カンプリで焼肉奢ってもらう。連日酒ばっか飲んで、ライブのネタも新曲も全く作れてない。帰ってギターを抱えてみるが、腹一杯過ぎて早めに寝た。
翌日。カンプリのあと、掛け持ちで銭湯バイト行ったら、シフト勘違いしてて出勤じゃなかった。せっかく来たから裏方の作業を少し手伝って自宅に戻り、さざなみの折り作業。その翌日に腰痛なったから、やっぱ手の使い過ぎが腰痛の原因に違いないと思う。
翌日。銭湯バイトのあと、ハードレインへ博多のSACOYANSのライブを見に行く。お客さんに知った人ひとりくらい居るかな思うたけど、若い人ばかりだった。客席は満員、キモおっさん風の人も私以外に2人くらい居た。noraneko gutsというバンド、ルーパー使ったギターとドラムの二人組、AORっぽい雰囲気もあって、めっちゃ格好良かった。わしもルーパー買おかな。でもライブの荷物増えるからあかんな、ていうかルーパー使うような曲作れんのかい、って話。
ほんでSAKOYANS。14年くらい前からSAKOYANの活動は知ってて、というかメヒカブレ師匠に「この人、天才だよ」とSAKOYANを教えてもらい、それ聞いて自分も宅録始めた、ていう流れで間違いないと思う。でも実物のSAKOYANが歌う姿を見たんはこの夜が初めてで、ライブ中、ずっと感動していた。小林克也のラジオにSAKOYANが出てたやつを聴いてたら、アルバム毎に歌が上手くなってる（きたない声が出るようになった）と本人も言うてる通りで、14年前に比べて、というよりSAKOYANSのが1stアルバムが出た4年くらい前に比べても、ここぞと言うとこで放たれるロック声がめっちゃ格好よくて、ライブ中もそれが聞こえる度に、目の前の景色がグワんと歪む、それくらい効き目がある歌声やった。もう多分、世界一やと思う。ライブの最後らへん、のみものを買いに行こう〜JK、アンコールで音楽の天才、と続いた時には自分がもう完全にキモおっさんの権化になっていた。嘘ばっかの歌詞を叫んでた。思い返すと恥ずかしいけど、それBECKを始めて見た第2回フジロック時もやったし、なんかもう嬉しいなってもうたらしゃーない、周りの若い子には悪いけど。だから井上園子さんのライブの真前でウンウン頷いてたおっさんの気持ちもよく分かるし、もうどつかれてもええねん、おっさんなりにノラしてくれ、ほんで殴り殺してくれ、ほんまキモくてごめんと心から思ってるから本望や。
で何で、ここまでSAKOYANの初期の曲に感情移入すんねやろ、おっさんやのに、と14年前を思い出してたら、たしか高校の野球部の飲み会かなんか、それに久々参加して、隣におった先輩に、めっちゃ唾を何回も吐かれて、多分ん先輩も頭がおかしくなってたんやと思うけど、でも自分も高校の上下関係にモード戻ってるから先輩に唾吐かれても別にキレたりもせず、多分キレたらボコボコされるし、だからアハアハとその場を過ごし、解散後、ヘッドホンでSAKOYAN聴きながら夜道をトボトボ歩き、おれはこんな素晴らしい歌を知っとんや思うて空見て泣いた、そんなことがあった。
で、その頃の自分どんな感じやったやろと気になって、Twitterで調べてみたらSAKOYANにやたらと絡みに行ってる形跡が残ってて、ああ、ちゃんと14年前からわしはキモおっさんであり、ヤバおっさんであったんやなと確認、やっぱテムズ川で溺れ死んだ方がええな思た次第です。
今週ライブあるので来てください。よろしくお願いします。
2.6（木）『素描』
場所）梅田HARDRAIN
出演）さとうじゅん / つきもとしんや(guest:のむらひろし) / 塩崎友也 / カニコーセン
時間）OPEN18:30 / START19:00
料金）予約2000円 / 当日2500円（共に呑別）
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